道行く人々
街でカメラを構えていると
「何を撮っているんですか?」
って聞かれることがある。
「写真です」なんてボケると
イヤな顔をされるかキョトンとされるので
最近は「道行く人々ですよ」と
なんとなく格好よさそうな返事を用意した。
実際、このブログのテーマのひとつだし。
半数くらいの人は
「へぇ〜〜」って納得してくれる。
3割くらいの人は
「ふぅ〜〜ん」って納得できない様子。
で、残り2割くらいの人が
「面白いんですか?」と
さらに質問を重ねてくる。
面白いから撮っているんだよ!って
返すのは大人げないしつまらないから
それに対する粋な返事を何か考えないと。
[YASHICA ELECTRO35CC + LOMOGRAPHY CN100]
バス
愛嬌たっぷりのスタイルで
移動店舗としてもよく見かける
フォルクスワーゲン・バス。
無茶苦茶なハンドペイントをしても
似合っちゃうところもスゴい。
以前、どノーマルに乗せてもらったら
バタバタうるさいし遅いし
見てる方がいいクルマだなぁと思った。
それでも「羊の皮を被った狼」みたいなのが
大好物の輩は世界中にいるもので
サーキットでポルシェをブチ抜くって
さぞかし気分いいだろうな。
FB1 Race-Taxi in Spa vs Porsche 911 GT3 - YouTube
[YASHICA ELECTRO35CC + LOMOGRAPHY CN100]
アートでアート
近所の散歩を始めて1年ほど。
えっ、こんなところに? という発見もある。
現代彫刻美術館(Google マップ)もそのひとつで
目黒駅と祐天寺駅の真ん中辺りの
住宅街の路地を歩いていて見つけた。
実をいうと写真や絵画に比べて
立体作品はどちらかといえば不得意分野。
正直、何がイイのかわからないことが多い。
それでも、ここでちょっと気に入ったのが
上の写真の「行列」シリーズ。
三木俊治さんという作家の代表作で
──“行列”は人間が意識して作る形で
人間の未来を示唆する──
ということらしい。
ひとつとして同じポーズのない無秩序さと
行列という秩序がとても興味深かった。
ここは本館と4つの屋外展示場に
けっこうな量の作品が置かれていて
よくもまぁこんな住宅街にって感じ。
そのまま普通に撮っても
ただの作品紹介になっちゃうから
それらしく撮ろうとがんばってみたけど
もともとアートなわけだから
さらにアーティスティックに見せようなんて
チェックonチェックの着こなしのように
なかなか難しい…っていうか
そもそも作家に失礼なのかな。
[YASHICA ELECTRO35CC + LOMOGRAPHY CN100]