1971年生まれのOLYMPUS OM-1
小学生のとき、「1枚撮ってみるか」と親父から手渡されたOM-1。小さな手にずっしりと感じたメカニカルな重み、カシャンという心地よいシャッター音に心躍った。
中学生になり、CANONの中判カメラへとステップアップした親父は、「大切に使えよ」と使い込んだそのOM-1を譲ってくれた……
なんてセンチメンタルな話があればイイんだけど、ガキのころはカメラなんかに興味なかったからねぇ。すみません、真っ赤なウソです、4月2日だけど。しかし昨日のウソは中途半端でイタいだけだったな。
で、このOM-1は、今のところOM-D E-M5が気に入っているので、単にそのご先祖様を床の間用に欲しかっただけ…なので大枚はたく気はさらさらなく、3k円のジャンク品。ペンタプリズムに溶けたモルトが固着して、ファインダー下部に黒いモヤモヤッとした汚れが見える。まぁこれはOM-1の持病のようなもので、レンズや各部動作は大きな問題なしだから価格相応かな。もっと安いのもあるんだけど、普通に撮れる状態にはしておきたいからねぇ。バカンンスから帰ってきたら、500円以下のジャンクなOM-10でも手に入れて、プリズムとスクリーンを移植して、レンズも軽く分解清掃すればイケるんじゃないかな。
それにしても、やっぱり昔のカメラはかっこイイなぁ。
[CANON POWER SHOT D10]