LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4の運命は…
んーーー、なんと心地よい響き。
クルマでいえばポルシェ、ピアノならベヒシュタイン、時計ならランゲ&ゾーネ…その名を聞いただけで、黄門様の印籠よろしく皆がひれ伏すドイツの高級ブランド。
でもね、この子には誰もひれ伏さないの。なぜなら……
PanaLEICAだから。
パナソニック製とはいえ、LEICAの名を冠するために本家の厳しーいチェックをクリアしているわけだから、写りに文句はない。それどころか、銘玉SUMMILUX 50mm F1.4が今でも何十万もするところに、実勢価格4万ちょいで手に入るLEICAクオリティのこの25mm(35mm換算50mm)F1.4は、ありがたすぎてこっちがへへぇーとひれ伏すくらいだ。
せっかくなので、これまでブログにアップした写真を何枚か。
▲F8まで絞って-1EV。店内まで見事に描写されている。
▲逆に絞り開放の+1EV。ピント位置のシャープさに前後ボケの美しさ。penの特集記事に出てきそう。
▲暗いところで本領発揮。開放の+0.3EV、ISO320でも暗部までしっかりディテールが再現されている。
▲F2.0、±0EV、ISO800。こちらもかなり暗かったが明るさも色合いもイイ雰囲気。
▲ISOを1600まで上げて。F1.8、±0EV。白って意外に難しいけどしっとり艶やか。
▲F2、−0.7EV。マクロはムリだけどクモも綿毛もシャープに描写、やっぱり前後ボケは美しい。
さて問題です。
上の6枚のうち、1枚だけ「LUMIX G 20mm F1.7」で撮ったものを混ぜてみたけど分っかるかな〜???(性格悪っ!)
正直、たいした審美眼を持ち合わせていないので、自分で撮っておきながら「どっちだったっけ?」と悩む始末。LEICAらしさっていうのもよく分からないし。
ってことは、20mmか25mmのどっちか1本あればイイんじゃね?
そこで、自分にとってイイところを加点法で比較してみた。
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4の方がイイところ
- 開放F値がめちゃ明るい1.4・・・・・・・・・・25点
- ボケが美しく点光源もキレイなまん丸・・・・・100点
- オートフォーカスが早い・・・・・・・・・・・10点
- よーーく見比べると画質は一枚も二枚も上・・・50点
- なんてったってアイドルLEICA・・・・・・・・10点
LUMIX G 20mm F1.7の方がイイところ
- 薄さも軽さも値段もPanaLEICAの約半分・・・・・・・・・200点
- 最短合焦距離が20cmと寄れる(PanaLEICAは25cm)・・・25点
- 画角が5mm広い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25点
- けっこう明るい開放F値1.7・・・・・・・・・・・・・・・10点
もう20mmの圧勝。テストの点で人を判断しちゃいけないよ、と爺ちゃんに教わったけど。婆ちゃんには名前で判断しちゃいけないよ、と教わったけど。少なくとも今の自分の腕、眼、用途にこのPanaLEICAは不要なのかなー。
50mm(35mm換算)こそ標準レンズだ!なんてこだわりもなく、これを持ち出すときは画角よりも明るさで選んでるだけなんだよね。あとは、いいレンズに腕の悪さをカバーしてもらおうっていうセコさ。弘法大師じゃないからね、筆を選んでいるわけ。
ところがいざ構えてみると、もうちょい広ければなぁとか、もうちょい寄れればなぁとか、ないモノねだりの子守唄(by中原理恵)状態になることがちょくちょく。
うーーーん、悩む。ドナドナして5,000円も足せば、これ↓が新品で買える。
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2011/10/13
- メディア: Camera
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昨日は広角か魚眼が欲しいといったけど、その前に望遠(or マクロ)が欲しいんだよね。今はキットズームのテレ側50mmが最高倍率だから。
秋の旅行まで、眠れぬ夜(byオフコース)は続く。。。うそ、寝ます、おやすみなさい。
[OLYMPUS OM-D E-M5+Panasonic LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4/Panasonic LUMIX G 20mm F1.7]