ぶら六本木(その1)OM-D EM-5をオールドレンズ「Leitz ELMAR 35mm F3.5」で遊ぶ〜前編
さーみなさん、バブルへGO!の時間です。
話のはじまりは、okkoさん (id:okko326)の「ギムレットには早すぎる ー ひぐらしPCに向かいて」だった。コメント欄に寄せられる「懐かしぃ〜」の声。そしてタカヒロさん (id:takahiro91)がすぐに「ジョージさん ー カメラと盆栽。」で六本木の街角へ。今度はそのコメント欄でも盛り上がり、昨日の”怪しい男衆カメラ散歩”が実現した。
思い起こせば約30年前、この街で夜中までバイトして、そのまま朝まで遊ぶというハードロックな日々を過ごしていた学生時代。就職と同時に名古屋赴任になったこともあり、その後は東京にもどってからもあまり足を向けることはなかった。
ゆっくり歩くのは本当に久しぶりで、心が踊る。待ち合わせはもちろんアマンド前だ。予報でいわれていた雨も降らないうえに、むさ苦しいおやじばかりで暑いのなんの。ってことでのっけからokkoさん推薦の「TGI Friday」へ。←撮り歩きじゃなかったんかぃ
こんな店なかったよなぁ〜、昔はなんだたっけなぁ〜? しばし悩んで思い出す。そうそう、森永Loveだ。よくいった店でさえ、店名や場所をなかなか思い出せない。ひとつ思い出すたびにスッキリする。
ここでビールを1杯飲みながら、オールドレンズの帝王ことモトシさん (id:motosix)と、新旧ライカのレンズ交換。パナソニック製のLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4を渡し、代わりにLeitz ELMAR 35mm F3.5とマウントアダプターを借りる。
おおおおお〜〜! めちゃかっこいいやん!! モトシさん、これください。
LEICAには詳しくないけど、このレンズ、1930年代に発売されたモノらしい。しかもこれはノンコーティングタイプの初期モデル。約70年も前のレンズだ。ファンには「とろけるような」とか「柔らかな」と表現され、文字通りエルマーの写りとして評価は高い。
もちろん電子接点などないから絞りもピントもマニュアル。絞りはレンズ先端の黒い部分にある小さなつまみ(いやがらせかってくらい小さいw)で、ピントは横に出っ張ったつまみで調整する。
さて記念すべきファーストショット。
うううう、どこにもピント合ってないやん。しかもブレているし。
確か絞りはF6くらい、ISO400にして絞り優先モードにしたんだけど、後で見たらシャッタースピード1/4秒だって。店内ではもっと高感度に設定しないとキツいね。
でも、滑らかな階調はなんとなく分かる。線じゃなくて面で表現されてる感じかな。
店を出て、ドネルケバブの陽気なにいちゃんたちをパシャ。
うひぃぃぃ、やっぱりピントがダメダメ。買わなくてもせっかくいい笑顔をくれたのに。
その先を左に折れ、サーファー系ディスコ、キサナドゥ(のちにナバーナ)があった路地を抜けて瀬里奈の裏の階段へと歩きながら、ピント合わせの練習。
お、いい感じ。シャープじゃないけどしっかり解像しているし、確かに「柔らかい」味がある。この調子で動かない被写体を中心に少しずつコツをつかもう。
壁画2連発。う〜ん、ピントが決まると70年も前のレンズとは思えない。
マクドナルドは昔と変わらない場所に。おねーさんだとピント合わせも気合いが入るね。髪の毛の描写もいい。ちゅうかポロシャツのおっさんの目もおねーさんの背中にジャスピンのような気がするけど。交差点の向こうのホテルIVISまでつながりよく滑らかにボケていく様子はとても自然。
ロアビルの横で。なんか六本木っぽい。そしてハードロックカフェへ向かい、新旧の対比というテーマでトップの写真を撮った。同じアングルで夜も撮りたいな〜。←近いんだから行けよ
[後編へ続く]