foto moto

take 2 steps forward to the best shot

1972 Moto Guzzi V7 Sport "Nemo-Ken's" Racer

 

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わがMoto Guzzi V11 Sportと同じ、真っ赤なフレームにグッチグリーンのカラーリングがカッコいいこのマシンは、1972年型のMoto Guzzi V7 Sport。いわばV11の直系のご先祖様だ(現役バリバリだけど)。

この古いバイクで、フロリダ州デイトナビーチで毎年行われるヴィンテージバイクレースに、12年間挑戦し続けてきた男がいる。

根本健、1948年東京生まれ。全国のライダーから「ネモケンさん」と愛される、バイク雑誌「ライダースクラブ」の編集長だ。白髪で華奢なその風体は、失礼を承知で言うと、どこにでもいそうな65歳の好々爺。ところがどっこい庄一、バイクにまたがった瞬間、仮面ライダーのごとくバリバリの現役レーサーに変身する。かつてロードレースで全日本チャンピオンに輝き、世界GPでも活躍しただけに、古いとはいえフルチューンが施されたモンスターマシンを軽々とコントロール。ひらりひらりとコーナーを駆け抜けるその身のこなしは、これがさっきの人?と目を疑うほどに若々しく、力強く、カッコいい!

そんなネモケンさんが、昨年のデイトナで念願の初優勝! おめでとうございまーーーす(いつもより多めに回しております)! モトグッチ万歳!

 

▼挑戦12年目にして初優勝したF-750クラスの映像


らいでぃんぐNAVI-Vol.329/ネモケンのDaytonaチャレンジ2012・その4 - YouTube

 

そして今年も、ネモケンさんの挑戦は続く。V7はクランクケース内も入念に磨き上げられ、10月のデイトナ決戦に向けて準備万端だ。

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下の写真は極限まで薄く、軽く作られた去年のピストン。40年も前のビッグツインなのに9,000rpmまで一気に吹け上がるというから驚き。今年はさらなる改良が加えられたニューバージョンが投入される。さらに、F1にタイヤを供給するピレリ社が、わざわざネモケン号のためだけのスペシャルタイヤを用意するという。

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きっとまた、表彰台の中央に立ってくれるであろうネモケンさん。

本当にカッコいい65歳だ。

ソオユウオトコニワタシハナリタイ。

 

OLYMPUS OM-D E-M5+Panasonic LUMIX G 20mm F1.7]

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