仏塔の美学
ひぃ爺さんが宮大工だったらしく、そのDNAのせいかどうか分からないけど子どものころから木の建物が好きだった。近所で家を建てているのを見つけると、ずっと眺めていたっけ。
とくに仏塔にはたまらない美しさを感じて、小学校のときにマッチ棒の軸だけで五重塔を造るんだー! と息巻いたこともあった。ただ、当時から飽きっぽかったから鼻息が荒かったのも最初だけ。一層目ですでに目標を三重塔に切り替え、二層目で完全にやる気をなくし、結局は親に「木造二階建てのただの家じゃん」と突っ込まれて涙目になった夏休み。このとき大工には向いていないんだなぁと悟ったんだけど、そもそも「仕事」に向いていないんだろうな、と最近になって悟った。←遅過ぎ
ここは幕末にイギリス公使館がおかれていた高輪の東禅寺で、水戸浪士による外国人襲撃事件(あの有名な生麦事件と同じような流れね)が起きたところ。美しい三重塔のもとには、生々しい歴史が刻まれているんだね。
このズームレンズは昨日のコメントのやりとりでお蔵入りが決定したから、さっき勢いでOM用の広角28mmをヤフオクで落としちゃった。セルフサンタの仕切り直しってことで今度はセルフお年玉。