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昭和三年創業 蕎麦処「海老民本店」

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目黒不動尊の参道(というか商店街)入り口付近にあるお蕎麦屋さん。

不動前に引っ越してきて以来、もう何年も通っているお気に入り。

最近は恵比寿だ代官山だ南青山だとお洒落なSOBAのお店が増えて、凝った内外装やインパクトのあるメニューで注目されているけど、ここは文字通り昔ながらの蕎麦のお店。普段着で散歩がてらに寄って、ホッとくつろげる、そんな場所だ。

口コミなどで「普通」という評価が多いのがちと気に入らないけど、昭和三年からかれこれ85年もその「普通」でやってきているのだから普通じゃないと思う。小洒落たSOBAで半世紀も続けられたら認めてやろうってもんだ。それまで生きてないけど。

もちろん蕎麦は手打ちで、夏場は信州、冬場は北海道の契約農家から良質な玄蕎麦を取り寄せて使っている。「剥きたて」「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」の「四たて」で、やや細めの蕎麦は、これまた醤油や味醂など素材にこだわった東京らしい甘めのつゆによく合う。

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(↑〆の蕎麦をいつも「少なめ」でお願いしているので、普通はもうちょい多いです。さらに金曜日は大盛りサービスの日なので大食いさんは狙い目)

伊豆天城高原直送の山葵を自分ですりおろして食べる「山葵せいろ(850円)」、あたり鉢で胡麻をすって食べる「胡麻すりせいろ(750円)」などは、当然「すりたて」だから「五たて」になる。どんだけ「たて」が好きなんだ。

ご飯のかわりに蕎麦を海苔で巻いた「蕎麦寿司(1,000円)」や、「蕎麦コロッケ(600円)」などの変わり種もなかなか美味しい。

桜やお茶、菊、南瓜、柚などを練り込んだ季節の蕎麦もおすすめ。ちなみに今は七夕にちなんで「笹蕎麦」が700円也。

ウチは熊本産のオリジナルそば焼酎をボトルでキープして(ラベルのワンコの落書きはウチの目印)、そば湯割りでいただいている。江戸っ子の店主はお通し代なんてヤボなものは取らないよ。

そうそう、蕎麦は音を出してすするのが美味いっていうのは分かるけど、たまに、ズビズビズボッって詰まったトイレみたいな凄まじい音量で食べるおっさん、そこまでいくと粋じゃなくて下品でございますよ。

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昨日の主役のアンパンマンはこの店の住人なのでした。

店主のブログ「蕎麦屋の親父のわがまま

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