オールドズームレンズ
この前から載せているフィルム写真は、タムロンのズームレンズで撮ったもの。OM-1の腐食したプリズムを移植するために手に入れたジャンクのOM-10に付いていたオマケみたいなやつ。
まぁこんなもんかな、って感想で、きっともう使わないだろうと思ったんだけど、コンデジ批判をしているうちに「悪くないかも」って思い直した。
モトシさんに「マニュアルのズームはそれだけで恩恵ということで、今時のと比べてはいけません」って言われた通りで、30年以上も前の、しかも廉価なズームレンズに何を求めていたんだ?って感じ。
手持ちのアナログカメラだとエレクトロ35CCの35mmが一番広角だったから、28mmでこういう写真が撮れるってだけでもラッキーと思って、もう1回くらい使ってみるかな。←たった1回かぃ
Nikon AW120の画質が・・・
写真の良さは機材で決まるわけじゃないと思っているので、スペック云々を語るのは好きじゃない。それぞれの特長を生かして撮ればいいんだから。PC画面で等倍にして「解像スゲー」なんて言う気もないし。
でもねー、今回はけっこう悩んで買ったセルフプレゼントだからこそ、ちょっと納得いかなくて。2万円ちょいのコンデジにそんなに目くじらたてなくても…とは思うけど。
なんだかデジカメWatchみたいな記事になりそうでアレだな。
で、前回の恵比寿散歩の試し撮りで「スマホ以下じゃね?」という疑惑を持ってしまったので、iPhone6と比較してみることに。前のCanon D10と比較しようかとも思ったんだけど、勝負が目に見えているから。
最初の写真がAW120で、ちょっと画角が狭い下のiPhone6の写真と同じくらいにトリミングして合わせてみた。それ以外はリサイズのみね。
どっちも小さなセンサーのせいで細かな所の描写がイマイチなんだけど、やっぱりAW120の写真の方がわざとらしい。アップにすると…
あちゃー、やっぱり塗っているよ。川岸の葉っぱ、自販機、人、クルマ、遠くのビル…。
iPhoneの方もやや塗り絵っぽいものの、AW120よりはかなり自然に処理されている。
右上のビルの辺りを見ても、下のiPhone6の方が手すりやアンテナなどがシャープだし塗り絵感は少ない。
これってどーよ、Nikonさん。
ちなみにAW120のスペックは
●1600万画素 裏面照射型COMS 1/2.3インチセンサー
●35mm換算24mm〜/F2.8〜/ISO:125〜/最大画像サイズ4608 × 3456px
iPhone6はというと
●800万画素 裏面照射型COMS 1/3(1/2.6?)インチセンサー
●35mm換算29mm/F2.2〜/ISO:32〜/最大画像サイズ3264 × 2448px
画素数が半分の、より小さなセンサーに負けてない?
コンデジに1600万画素なんていらないなぁ、と感じさせる。
ちゅうか、Appleやるなぁ。
これってセンサーやレンズのせいじゃなく、エッジの強調とかノイズ除去など後処理の問題であることは明らか。設定でなんとかならないかなぁ、と説明書を読み込んでもネットで調べても対処法はなさそう。手振れ補正切って三脚使えば少しは抑えられるかもしれないけど、コンデジの意味ないよね。
まさか個体差? と思ってflickrで他の人の写真を見て回っても、結果は似たようなものだった。例えば、海の中からビーチを撮ったこんな写真。
ビーチの辺りを等倍で切り出してみると…
印象派ですか? っていうくらい見事なタッチ。
これって写真じゃなくて、もはや絵画だよね。やりすぎだって。
コンデジが売れない売れないって、スマホで十分っていう気持ちがよく分かる。スペック競争に走っちゃう日本企業の悪いクセか。こんなんじゃ防水以外のメリットないもん。GPSだってアプリでできるし、wi-fi機能でスマホに送れるって言ったってスマホで撮った方が良かったら送る必要ないし(しかも元サイズで転送できないっていうダメっぷり)。
いやさ、ひたすらディスりたいわけじゃなくて、せっかく買ったカメラだからなんとか上手く使っていきたいだけなんだよね。動画は評判イイみたいだから、割り切って水中&動画専用機とか。水中も実際に撮ってみないと分からないけど。
あーあ、あんまり買い物で失敗しないタイプだったのに、今回はヘコむなぁ…。
なので、はてなさん、コレください。
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ゆく年くる年2015「貼り付け機能でプレゼントキャンペーン」
[NIKON AW120/iPhone6]
セルフサンタはNikonのAW120
この歳だとサンタになることはあっても、サンタがやってくることはない…って当たり前。
なので、南国逃避に備えた防水コンデジをセルフプレゼント。
いろいろ悩んだけど、コレに決定。
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Nikon デジタルカメラ AW120 防水 1600万画素 サンシャインオレンジ AW120OR
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2014/02/27
- メディア: Camera
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開封の儀とかそういうのは好きな人に任せておいて、説明書も読まずに散歩に持ち出して陸上で試し撮り&簡易レビュー。その辺の池とか噴水とかに沈めてみようかと思ったけど、防水テストはお風呂でいいや。
画質を最高に設定して、とりあえずはオートで。全部JPEG撮って出し(ってJPEGでしか記録できないけど)フォトショップでリサイズのみ。他メーカーよりも気持ちアンダー気味で落ち着いた色合いはニコンらしいかな。広角域では周辺にパープルフリンジが目立つけど、まぁこんなもんでしょ。
広角から中望遠まで、防水コンデジとしてはよく写るね……って締めたかったんだけど、ちょっとなぁ。なんか気に入らない。輪郭がのぺっとした感じで写真全体がわざとらしいんだよね。
最初の2枚はまだイイとしても、後の2枚はかなり気になる。例えば上の写真の奥の方を等倍にしてみると…
んんん?
スケッチとか水彩とかのエフェクトかかってない?
「最高画質」なんですけど?
いわゆるノイズリダクションってやつが、自動的に細かなノイズやシャギーを滑らかに処理しているんだろうけど、やりすぎだよなぁ。いわゆる「塗り絵」画質。
センサーがちっこいのは百も承知で、はなから高詳細画質なんて期待していないのに。ちょっとくらい細部がノイジーでも、変に処理しない方が自然なのに。
実際、防水機能がダメになって存在意義を失ってしまった前のキャノンD10(センサーサイズは同じ)で撮った昔の写真を見てみると、等倍では確かに粗いけどこれほど絵画っぽい「わざとら画質」じゃない。だから、水中以外でも使う気になれたけど、コレはちょっとその気になれないなぁ…っていうか水中でも大丈夫かぁ?
これってレンズやセンサーのせいじゃなくて、「処理」の問題だよね。EXIFみたら全部ISO125になっていたから、高感度ノイズ処理ではないことは確か。
「デジタル一眼レフカメラの画づくりと共通した画像処理システム“EXPEED C2”」なんてカッコいい名前が付いているけど、最近のデジカメってみんなこんな感じの仕上がりなの?
設定でなんとかならないのかなー。それらしい項目ないんだけど…。